ストロングポイントを軸に

なぜストロングポイントを軸にするのか? 悪い所を直すよりも、自分の長所を存分に磨くための時間にする。

その理由を心理の面と、実際のパフォーマンスの面から考えてみます。

心理面

軸が出来る

ストロングポイントを磨いていくと、”自分の長所はこれだ” というものが出来るようになります。その長所となるプレーはやがて自分の軸になります。軸があるということは、心理的に安定することを意味します。これが自信がある状態です。自信が持てると、余裕を持ってプレーすることが出来て、プレーの判断にも余裕を持つことが出来ます。

モチベーションの面でも、自分が得意なことを磨いているときの方がやる気が出るのは明らかです。自分の得意をもっと磨きたい。これだけは誰にも負けない。そうした軸を持っていると、モチベーションにも繋がります。

パフォーマンス

反応が速くなる

自分のプレーに軸があるということは、迷わないことにつながります。自分はコート上でどんな仕事をするのか?それが明確になっていると、どんなプレーを選択するかが明確になってきます。プレー選択までの時間が短縮されて、反応が速くなります。

例えば、ボールを貰ってシュートを打つタイミングが早くなる。ということはどういうことでしょうか?

まずは3Pシュートを少し遠くから打てるという長所を持っているとしましょう。そしてある程度タフなチェックでも入れる自信があるとすると、ゲームの中でボールを貰ってからシュートを打つまで、”ここから打つかどうか”という迷いが消えて、シュートに入るまでがより速くなります。

上達しやすい

何をトライし続けるか、本人が分かっている

成長する為には、自分よりも上のレベルに挑戦し続ける必要あります。そうすると上手くいかないことが多くなる。その結果、消極的になってしまうプレイヤーの姿を見たこともある。しかしストロングポイントを自覚すれば、何度失敗しても、どう自分は挑み続けるのか、それが明確になっている為、消極的にならずにプレーを続けられる。

挑戦回数が多ければ、それだけ経験が増えてストロングポイントも磨かれる。結果上達して上のレベルに上がっていきやすくなる。

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